はじめて今井荘を訪れたのは、2017年6月の終わり。
もう随分と時間が経つんですね。早いなあ。
金曜、仕事が終わって
京都駅から新幹線で姫路まで行き、在来線を乗り継いで播州赤穂まで。
でも当時は、今井荘や赤穂のことを全然わかってなくて、
到着した夜は、今井での夜ごはんではなかったのでした。
駅近くのイタリアンに寄っていたので
遅いチェックインになったのですが、
今井くんが「ウェルカムドリンクです」と、
ビールをお部屋まで持ってきてくれたのは、とてもうれしかったです。
その後も悲しいことがあったのだけど、
そのビールを片手に、今井荘前のビーチにある椅子に座って、
星空を眺めたのを覚えています。
そう、梅雨の時期には珍しい、星が見える夜でした。
もともと今井荘を知ったのは
随分前のSAVVYのひとり旅特集で取り上げられていた記事。
いつか訪れてみたくて、
何度かの引越しでも、ずっとその本を捨てずに取っていて、
その中でも、お魚やお野菜をたっぷりと使ったごはんがおいしそうで、食べてみたい…!!と思っていました。
そして土曜の朝、はじめて今井荘で食べた憧れの朝ごはん。
波の音を聴きながら、海を目の前にしていただきます。
土鍋ご飯や、お魚、おでんやほうれん草のおひたしなど、
たくさんの小さな器に少しずつ、いっぱいのお料理。
和食大好きな私にはたまならないラインナップで、おなかも心もたっぷり満たされます。
そう、このとき、今井のおかあさんがおでんをニコニコしながら運んできてくれたなあ。
この日ももちろん、
何度訪れても、私は和食の方が大好きで、記憶に残っている朝ごはんなんです。
ごはんの後は、コーヒーを飲みながら
オープンエリアにあるふかふかソファでうたた寝。
地元の方がお散歩や、釣り具を乗せた自転車が
目の前を通り過ぎていくだけの、のんびりとした静かな朝です。
お昼が近づいて週末カフェがオープンすると、
お部屋に戻ってもう一度のんびり仕切り直し。
梅雨時期なのに、ほんといい天気が続いた初今井タイムでした。
このバタフライチェアに座って眺める景色がとてもキレイで。
テレビもスピーカーも何もない、
ベッドとこの椅子しかないこの部屋で過ごす時間は、いつも元気を私にくれます。
サンセット近くまではこのお部屋で、思い思いに目一杯くつろぐのでした。
そんな私のはじめての今井荘での朝の話を、ようやく。
■民宿 今井荘
Add:兵庫県赤穂市御崎550-2
tel:0791-42-3549
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