北海道にやってきた初めての夜、
一番驚いたのは、何といっても食事。
旬の食材がたくさんあって、何を食べてもおいしい。
これって私にとってはとてもめずらしくて久しぶり。
『誰とどんな会話をしながら食事の時間を過ごすか』に
旅の楽しみを感じることが最近は多かったのですが、
『旬の食材を、地元のおいしいシンプルな食べ方でいただく』
その一瞬で広がる「おいしい」の突き抜けた感覚は、衝撃でした。
そんな感動体験をさせてくれたのは、札幌大通り近くにある「かけはし」さん。
夜遅くホテルにチェックインした後、
ノープランで夜ごはんのお店をてくてく歩いて探していたときに見つけた
小さな看板が、地下へ降りていく階段前に置いてあるお店です。
22時を過ぎてからの飛び込みだったのですが、快く迎えていただけて、
北海道の旬の食材や酒蔵さんについても色々と丁寧に教えてもらいながらの旅ごはん。
この大きな生牡蠣のぷりっぷりさと言ったらもう!そしてミルキー!
9月にこんな大きな生牡蠣を食べられるなんて思っていなかったので感動も倍!
牡蠣ばかりあれこれリピートしてしまいたいのですが(オイスター大好き人)
他にもたくさん、北海道は秋の旬の食材がいっぱい。
「新鮮な秋刀魚、食べたことある?北海道のとれたての秋刀魚は内臓が甘いんだよ」
そういってお店の方が出してくれた焼き秋刀魚。
やわらかくて脂が乗ってて、内臓まで甘くておいしいんです。これにはびっくり。
「都会から来た人にもおいしいが伝わってよかったよかった!」
そんな風にお店の方も喜んでいて。
札幌は都会で、こんなにおいしいものがたくさんあるなんて、すごいです。
北海道にある酒蔵さんの日本酒もたくさんあって、
それぞれの酒蔵さんや北海道の歴史を教えてくれながら、お酒を注いでいただけます。
その昔、北海道ではお米を作っていなくて、本州からお米を運んでお酒を作っていたのだとか。
「おいしい」の前には、
恥ずかしいくらいに知らないことがいっぱいあって、
教えてもらってから食べると、おいしさに一層の深みが出るんですね。
これはとても大事だなあ。
そんな札幌の感動旅ごはんで、すっかり心もお腹も満たされた夜なのでした。
ごちそうさまでした!