薪ストーブと笑顔が素敵な『カフェアルテ』@アルテピアッツァ美唄 – 北海道 雪のたび2018,

「薪ストーブがあって、あたたまりながら飲むスープがおいしんです」

アルテピアッツァ美唄を教えてくれた方からそう聞いて、さくさく白い雪道を楽しみに向かった『カフェアルテ』。

アルテピアッツァ美唄

外はとても寒くて、夕方の四時を過ぎていたからか、もう少しずつ暗くなっていっていて、うっすら白い月も空に見えていました。

雪に残った誰かの足あとを頼りに、体育館の裏手をぐんぐん歩いていくと、真っ白な雪の世界に佇む一軒家が。
入口を探して中に入ると、にっこり笑顔でカフェの方が迎えてくれて、ほっとしたのを覚えています。

カフェアルテ 美唄

天井が高くて、あたたかみのある店内はどこか懐かしくて、のんびりと落ち着く雰囲気。
もともと小学校の何かの施設だったのかな、と思って尋ねてみましたが、アルテピアッツァ美唄ができてからしばらくして、この建物は新しくつくられたそうです。

カフェアルテ 薪ストーブ

パンとスープを頼んだあと、しばらくパチパチと音がする薪ストーブの前に立って、置いてある本を読みながらあたたまりに。
本も北海道の観光案内からランドスケープ、アートと幅広くディスプレイされていて、ぱらぱらめくるだけでも楽しいです。

カフェアルテ

しばらくすると、カボチャのスープとパンのセットが可愛いトレーにのって運ばれてきます。
この薪ストーブの前にあるソファに深く座り、包むようにスープのカップを持つだけで、もう時間が流れるのを忘れてしまうくらいほっこりとしてしまいます。
なんて、贅沢な時間なんでしょうね。

カフェアルテ

このふわふわのまあるいパンも、ほどよい甘さでスープにとても合うんです。

カフェアルテ

カフェには昔からずっとそこにあったように、自然に安田侃さんの彫刻や可愛いミニオブジェがちょこんと置かれています。

カフェアルテ

この日はカフェのとなりにあるスタジオでライブがあるらしく、17時を過ぎると地元の方達が少しずつ集まってきていました。
カフェのお客さんも地元の方が多いのかな。自然とここに集まりに来ているような、そんなやさしくてあたたかい空間です。

カフェアルテ 美唄

丁寧にハンドドリップで一杯ずつ淹れてくれるコーヒーもとてもおいしかったです。
ごちそうさまでした。

 

そう、そして、何よりも素敵で印象的だったのがここで出会う方達の、ゆったりとしたやさしい笑顔。
にっこりとこちらを見て挨拶を交わしてくれるだけで、寒い場所にいてるのを忘れてしまうくらい、心の奥の方からあたたくなるんです。ほんと、不思議なくらいに。

 

笑顔のパワーはすごいですね。長いストーリーを越えてしまうくらい、一瞬でいろんなことを変えてしまう。

 

そんな風に誰かに私はゆっくりと笑いかけたこと、あるのかな。

ここは少し立ち止まる時間を与えてくれるような気がします。

 

またいつか訪れることができますように。
そのときは今よりもやさしく笑えていますように。

 

◼︎カフェアルテ
美唄市落合町栄町(アルテピアッツァ美唄内)
営業時間:午前10時~午後5時(12~3月平日は10時~16時)
tel:0126-63-1010
Official web

◼︎アルテピアッツァ美唄 安田侃彫刻美術館
〒072-0831 北海道美唄市落合町栄町
tel:0126-63-3137
入場料:無料
OPNE:水曜日-月曜日 9:00~17:00
交通アクセス:JR函館本線 特急で34分「美唄駅」下車→市民バス「アルテピアッツァ美唄」行き
*私は電車で、新千歳→札幌(快速)→美唄(特急)で向かいました。札幌基点でのアクセスはしやすかったです。
Official web

■彫刻家 安田侃
Official web

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