四季彩の丘へ向かうときに立ち寄った『美瑛選果』。
まるで美術館のような建物、なーんとJAびえいが始めた食のアンテナショップなんです!
思わずわくわくしながら中を覗きこんでしまいますよね。
「丘のまちは、農家のまちでもある」
この場所も四季彩の丘と同じように、
パッチワークにたとえられる「丘のまち」は、自然ではなく人の農業の営みによってつくりだされているんだということ、
季節によって彩りが変わり、年によって作物が変わるように、食も風景も、農家の方たちがつくっていていることを、観光で訪れるたくさんのお客さん達に知ってもらおうと。
そして、美瑛から帰ってからも美瑛の食を楽しんでもらい、もう一度美瑛にきてもらるための第一歩としてつくられたショールーム的なショップなんです。
そこには美瑛町でつくった農産物の直売所だけではなく、ミシュラン1ツ星にも輝いたシェフが腕を奮うフレンチレストランや人気のパン工房があり、美瑛町の農業や食をいろんな切り口で展開しています。
そんなステキな思いは、ショップに入った時の雰囲気や、並んでいる商品の細やかなディテールひとつひとつにまで行き届いていて、どれを見ても手にとって連れて帰りたくなるものばかり。
光がたくさん入ってきて、どことなくあたたかさを感じさせてくれるファーマーズマーケット「選果市場」は、美瑛のおいしいとれたての野菜や可愛いパッケージのおみやげがたくさん♡
フレッシュで大きなブロッコリーやとうもろこし、パプリカなどカラフルなお野菜がいっぱい!もう野菜好きの私にはたまりません。
台風で帰る日が遅れてしまったので、生野菜を連れて帰るのは泣く泣く諦めて、大好きなカボチャのドライキューブのお菓子とカボチャ餡をおみやげに。
カボチャ餡はハード系のパンに乗せたらおいしそうでしょ♡
そしてこのドライカレーと五目ごはん、ほっこりとするタッチで描かれた丘のイラストと“びえいの丘めし”っていうネーミングは、もう瞬間的に「コレはおいしいはず……!」と買い物カゴへイン!
この丘めしシリーズ、お湯を入れて食べられるタイプなので山登り用にもぴったりなんです。
あー、山に登る理由ができてしまったー……‼︎
そう、美瑛町で見かけるおみやげたちは、どれもパッケージがとても可愛くて、手に取りたくなったり、連れて帰りたくなったりするものばかり。
よくあるチラシのようにどどーんっと主張したお土産は並んでいなくて、きちんとコンセプトに沿って丁寧にデザインをされていて、雑貨屋さんにいるような感覚にもさせてくれます。
美瑛では“Beautiful Quality ビエイティフル”という、上質でいて素朴さを感じさせてくれる美瑛の特別を集めたプレミアムブランドを立ち上げているようです。
このとうもろこしのモチーフがちりばめられた可愛いくてどことなく親近感のあるパッケージの“丘のおかし”もビエイティフルブランドのひとつ。
白金ビルケのショップで見つけて、おばちゃんのおうちの前にあるウッドデッキで星を眺めながらワインと一緒に食べた思い出の焼きとうきび。
自然な甘さで畑でとれたてのトウモロコシを食べているようなお菓子で、大人はもちろんちびっこも安心して食べられるヘルシーなので大人気のようです。
私もすっかりはまってしまって、マーケットでもいくつか購入!これはクセになるナチュラルなおいしさです。
このシンプルなデザインのジャムは、グッドデザイン賞もとっているのだとか。
甘酒も超おしゃれ!かわいー♡
ここまできっちりとブランディングしてプロダクトを展開している観光地は他にはないんじゃないかと思うくらいに、素晴らしいクオリティ。
もう連れて帰りたいものがいっぱいの魅力たっぷりのマルシェなんです。んー、センカクラブ会員になっちゃおうかなぁ。
となりにある「選果工房」ではスイーツや人気のスープカレー、コロッケなどイートイン&テイクアウトができるショップ。
メレンゲ大好き人の私は、この大きなメレンゲをゲットです。サクサクで美味しかった♡
その場でメレンゲに生クリームを挟んでくれることもできるみたいです。
レストランもキッチンはオープンでとってもキレイ。いつかゆっくり食べに来てみたいなあ。
長くは滞在できなかったのですが、美瑛の今!の食にたくさんふれることができて、
帰宅後、特別な日に食べようと冷蔵庫で大事にしまっているものや、パクパク食べて、また食べたくなっているものがあります。
旅から帰って来ても、おいしいが大切に続いているのは
終わったようで終わらない旅みたいで、とてもいいですね。
素敵な場所に立ち寄れてよかったです。どんどんまた行きたくなってしまう美瑛町なのでした。
■美瑛選果
〒071-0204 北海道上川郡美瑛町大町2丁目