何年か前、せとうちの情報をみていたときに何気なく目に入ってきた檸檬ホテル。
おもしろいコンセプトでやってるなぁ、ああ、島のお料理おいしそう、と知ったのが初めてで、予約を取るのがなかなか困難、豊島ってどうやっていけるんだろう、と当時思っていました。
そして、数年後、ラッキーなことに予約が取れ、遂に念願の機会が訪れたのですが、
やはり行き方がわからなかった……。
色々調べながら、当時辿ったアクセスルートを(また行けるように)おさらいです。
ちなみに旅の話をしていると、
「豊島ってどこ?」と聞かれることが度々あります。
せとうちやしまなみ、せとうちアートや離島に詳しい方はピンとくるようですが、
隣にある直島や小豆島の名前は聞いたことがあっても、豊島を知らない人がどうやら多いみたい。
豊島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島で、
直島諸島にあたり、食とアートが豊かな島だと言われています。
直島諸島は島によって県が違っていて、隣の直島は岡山県、豊島は香川県になります。
このあたりのせとうちの小さな離島は、香川や岡山、そのほかにもフェリーが運航していて、豊島へは宇野港がある街、岡山県玉野市まで行って船で島へ渡流ことができます。
私は関西方面から岡山まで新幹線で移動し、その後、岡山駅前から出ている市バス「玉野市役所前行き」で宇野港がある宇野駅を目指しました。
ラフにかくとこんな↓感じです。(縮尺もろもろ気にしてません、すみません)
岡山駅から宇野港までは、電車かバスでアクセスできるので、荷物も多かったし街並みを眺めながらのんびりと移動できるバスを選んだのですが……
渋滞でバスがまさかの遅延……!電車慣れしてると、この感覚が抜けてしまってました…あー、しまった。
宇野港→豊島の家浦港までは「宇野港~家浦港・唐櫃港(豊島)~土庄港(小豆島)」のルートの船便で、2時間置きくらいの間隔で運航しているため、ギリギリで逃してしまうと豊島へは夕方の到着になってしまい、涙目だったのですが、そこはなーんとか猛ダッシュで間に合いました。
でも、宇野駅前でバスを降りてから宇野港メインゲートまでは思ったよりそこそこ距離があり…。
大きな道を渡る必要もあり、さらに豊島行きのチケット売り場と乗り場はずっと港の奥……。
そう、このGoogleMapでいうと、右下にある乗り場が豊島行きの乗り場。
チケットも手前の大きなセンターではなく(←トラップに見事ひっかかる)、奥のここまで行かないと買えないのです。
そんなぽこぽこハードルの連続で、ちょっとした障害物リレー並みに本気で走りながら、あっちでもない、こっちでもない、
「ああ、乗ります!おいてかないでー!!!」と、わたわたしてしまいました。
(ちなみにチケットはネットでの事前予約等はできないので、現地現金購入になります)
たぶん、ギリギリの時間のバスに乗るのなら、電車で確実に移動した方がいいんじゃないかな、と思います。
ハートと足腰が強ければ乗れなくもないので、吊り橋トリップが好きな方はバスでもいいのかな、うん。
あと、大事なのは、猛烈に乗りますアピールをしながら走れる新喜劇並みのパフォーマンス力でしょうか、ええ。
そして20分の船旅を終え、無事豊島の家浦港へ。そう、岡山から意外と近いんです。
小さな港の待合所にはとても可愛いカラフルなカバーが椅子の上に並んでいます。
この丁寧でほっこりとする手作りの雰囲気がこの島のあたたかさを表しているみたい。
瀬戸芸開催中は、きっとこの待合所にはお客さんがたくさんいてるんだろうなあ。
島の小さな港を出ると、可愛いマルシェがお出迎え。
檸檬ホテルまで連れて行ってくれるシャトルバスの時間まで、マルシェや豊島の地図を見たり、港で海をぼんやり眺めてみたり。
バタバタしましたが、ようやくのんびりとした島タイムスイッチオンです。
んー、次は慌てず、ゆったりした気持ちで渡れるといいなあ。
■豊島へのアクセス:豊島観光ナビ 主要都市からのアクセスについての情報があります
■高松や豊島、犬島、直島へ渡るフェリー:四国汽船 運行状況や料金、時刻表などの情報があります